浅間高原⁸⁷⁹㍱            

©啄木鳥ハウス                 

アオゲラについて      ☄        

キツツキは「ケラ類」と言われ、浅間山麓には「アカゲラ」「アオゲラ」「コゲラ」が生息しています。すべて留鳥で、さえずらず、ドラミングでテリトリーを宣言します。テンポの良いドラミングは決して重苦しくなく、軽やかで心地よく聞こえます。キツツキは、木を叩いて虫を誘い出し、捕食するわけですが、これを、主のいない建物の軒天でもやります。このため、浅間山麓のサマーハウスには軒天に穴の開いた建物が多く見られます。

 

アオゲラアカゲラよりも一回り大きく、存在感もあります。背中は緑で白いお腹には横縞があります。アオゲラは「アオ」と称しますが、「青」ではなく、「少し淡い緑」の鳥です。この言葉の使い方「アオ」は、信号機を「赤青黄」というのと同じです。顔つきは、アカゲラ同様、愛嬌があり、オス・メスとも、顔と頭に赤い毛があります。鳴き声は、口笛のようで「ピョー ピョー」と言われますが、これは繁殖期の鳴き声で、普段は強い声で「キョッ、キョッ」「ケッケッ」と鳴きます。ヤマの中で出会った際に聞かれる声もこれです。日本固有種です。