浅間高原⁸⁷⁹㍱            

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コゲラについて       ☄

コゲラは小さなキツツキです。濃茶色の背中に白い横線が見え、お腹は白っぽいですが、こちらにも茶色の斑点があります。背中の線は実は斑点だということですが、遠目には、カッコウホトトギスの腹部の彩色に似て見えます。コゲラ留鳥で冬枯れの季節にも見かけます。冬枯れのコゲラは単独行動ですが、初夏から夏にかけては、カラ類の混群*1の中にいることもあります。コゲラはカラ類とは餌の取り方が違うのですが、大挙して木から木へ移動し、あたりをつつき回すカラ類の後ろにいると、驚いて出てきた虫を捕食しやすいのでしょう、混群のしんがりにいることが多いようです。混群の中で、「ギイ ギイ」という鳴き声が聞こえたり、木を叩くしぐさが見えたり、上下に移動する鳥*2がいたら、注意して見てください。コゲラが混じっています。

*1:初夏から夏にかけて、コガラやシジュウカラのカラ類が一緒になって大きな群れを作り、浅間山麓を廻っていますが、この中にコゲラが混じっているのもよく目にします。

*2:ゴジュウカラも木を下向きに移動できますが、体色が大きく違います。また、カラの混群で見かけることはあまりありません。