浅間高原⁸⁷⁹㍱            

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EVシステム停止(ZE1)   ☄

2019年11月のリーフ(ZE1)納車以来、2度目の「EVシステム停止」が2023年1月27日午前11時に起きた。昨年(2022年)11月に初回車検を受けており、点検後「間もない」ともいえるが、この「EVシステム停止」については、エンドユーザー向けの情報提供がなく、一体何が起きているのか、不安を募らせるものがある。むろん重症度はいろいろあるのであろうが、今回のような「単なるバッテリー上がり」については、もっと適切なエラメッセージを出せるよう工夫してほしい。

 

今回の本題である「EVシステム停止」の顛末に触れる前に、リーフシステムのエラーあるいは警告メッセージについての苦言を少し記しておく。2022年6月だったと思うが、リーフの「アラウンドビューモニタ」の一部のカメラ(=リアカメラ)が急に写らなくなった。カメラが写らない=危険を感じる...ほど、便利に使わせてもらっているので、これは大変と、ディーラーに問い合わせたが原因不明、(株)日産自動車にも質問を出したが明確な返事は得られなかった。今考えると、この事件も「12Vバッテリーの問題」だったのだろうが、エラー表示とエラーログがしっかりしていればわかるものではないだろうか。

厳寒期のリーフ

今回は、①寒冷地にいること(今年1月の最低気温はマイナス15℃)、②シガーソケットの電圧チェックで「充電状態が長く続いている」こと(=12Vバッテリーがなかなか充電できていない)、③車検時にバッテリー交換を勧められていたこと、から「新品バッテリー」を用意していたため、バッテリー交換で容易に起動できた。ただ、この新品バッテリーに交換したのちも、シガーソケット電圧の高い状態(=充電状態)が続き、(暖かい日が続いたのちの)2月末になって、やっと「12.9-8V」に下がるようになった。この「12Vバッテリーの充電が終わらない状態」に関して、「リーフの12Vバッテリーの充電制御は理想的な動作をしているのだろうか」という疑問もわく。*1

 

ガソリン車で言う「バッテリー上がり」が、EVでも(というよりもEVの方が深刻かもしれないが)起こり、一律に「EVシステム停止」という大事件を思わせるエラー表示になるため、バッテリー上がりとはかけ離れた印象を受けてしまう。マニュアルにも、対策としての「キー裏のマジック」(キーの裏を起動スイッチに当てると起動できる)の記載しかなく、ガソリン車の経験が豊かなユーザーでも動転してしまう。さらに、この「キー裏のマジック」も一体何をしているのかの説明がなく、不親切というほかない。(内蔵のジャンプスターターかなとも考えているが...)

*1:取り外した12Vバッテリーは新車時からの純正品で日立製インジケーターなしだった。①定期点検時、②アラウンドビューモニタ異常時、③「第1回EVシステム停止時」に日産ディーラーでチェックを受けたが、その時の診断は「健康だが充電量が少ない(60%)」という状態だった。今回交換した12VバッテリーはBOSCHの「PSR-55B24L」(充電制御対応)で、現在のところ、「インジケーター」上も「電圧測定」上も異常はみられていない。