以前、Teratermマクロは便利だけれど、「Windowsのタスクスケジューラで《対話型》とみなされるため、ユーザーがログインしていないと《エラーも吐かず》実行されない」と注意喚起した。この時、TP-LINKのスマートプラグ(P105)についても簡単に触れ、「後日、詳細を報告」とお約束したので、ここに少し詳しく書いておく。
TP-LINKのスマートプラグ(P105)は、その性能に比して「(きわめて)廉価」で、IoTを試そうというアマチュア冒険家にはフレンドリーな商品といえる。というか、どうしてここまで低価格で作れるか~市場を席捲したら...~との疑念もわくが、Amazonで売っている1個100円とかの中華製廉価基板のことを考えれば儲けもあるのかなと納得もできる。
という訳で、1年半の間に、TP-LINKのスマートプラグ(P105)を全部で11台購入した。購入先はすべてAmazonで、購入時期は次のようになる。(MACアドレスの記録は取っていないので、故障した3台がいつのものかは不明)
2021/04/02 1台
2021/05/06 2台
2021/08/01 4台
2021/08/24 2台
2022/07/24 2台
交換が2022年12月だったので、故障時期は、最初の購入機器なら「1年6か月」、最終購入機器なら「5か月」となる。
用途は、遠隔地に設置したPCが意図せずハングした際の再起動ツールで、「raspberry Pi」(Linux)や "電源ONですぐ動くタイプの" スティックPC(Windows)に使っていた。期間(直接的な電源操作が不能な期間)は、3-4か月で、この期間が経過した後には、現地に赴き、実機を再起動していた。
所有するスマートプラグ(P105)11台中8台はその目的を果たしたが、「3台」が1年半の間に動かなくなった。故障は「①リセットボタンに全く反応せず」「②リレー音もしない」状態で、回路の焼損かと思われた。保証期間中だったので、TP-LINKのサポートでこの3台すべてを交換してくれた。
TP-LINKの対応には感謝だが、常時電源を入れて使うことが前提のスマートプラグが、1年半の間に11台中3台も故障したのでは、部品選定に問題があったとしか思えない。スマートプラグはAC100V(あるいは200V)を直接コントロールする訳で、安全性には格別の配慮が求められる。今回はAC100Vに関して何かが起きた訳ではないが、規格のグローバル化で安全性の表示は分かりにくくなっている。*1*2*3 TP-LINKの今後の改良に期待する。