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©啄木鳥ハウス                 

FIFA 女子ワールドカップ を ストリーミング観戦

浅間山麓879hPaで生活している管理人の、FIFAワールドカップ観戦に関する悩みは、地上波放送が安定しないことだ。山小屋には、2014年5月7日に「屋内」設置した「DXアンテナ UAD1900」*1があり、木の葉が落ちた冬期なら、一部の局を除き安定して視聴できるが、夏になると繫茂したミズナラ・コナラ・ニレの葉が邪魔をして、一部の局だけでなくNHK総合およびeテレも間欠的に映りが悪くなる。通常は、全く映らない訳ではなく、ブロックが出たり、突然消えたりの繰り返しになるが、全く受信できない日や時間帯もある。

 

今回の「FIFA 女子ワールドカップ」の実況放送は、予選リーグ1,2戦まではNHK-BS*2での放送だったので問題はなかったが、第3戦の「日本-スペイン戦」から、NHK総合(地上波)のみの放送となり、ちと困った観戦状況(=受信状態が悪く、突然消えたりの繰り返し)となっている。NHK受信料を毎年きちんと支払っている管理人としては、NHKに対して、『山奥では地方波が受信できない場合もあるので、重要な放送(=大金をかけて放映権を獲得した放送)は、《BSでも同時放送して欲しい》』...と訴えたいがどこに投書すればよいのだろう。

 

...と、悩んでいたが、FIFAのストリーミングで観戦できるということに気付き、全てが解決した。FIFAは今回の全試合を無料でストリーミングしており、管理人も、「FIFA 女子ワールドカップ アメリカースウェーデン戦」で初めてストリーミング観戦を体験した。何度も書くが、山奥なので、モバイル通信にも安定しないところがあり、 au [povo] および 楽天モバイル は全くダメ、ドコモ [OCN] は不安定、ソフトバンク回線のみが視聴可能だった。具体的には、mineoのソフトバンク回線を使い、ストリーミング品質を「SD」に設定して、視聴開始時には速度制限「なし」*3とすることで安定した。10分程度問題なく視聴出来たら、「マイそく(mineo)」の1.5Mbpsに切換えても、問題なく観戦できる。

www.plus.fifa.com

FIFAは、ワールドカップを全世界に無料ストリーミングして、企業の広告活動を待っているようだ。実際、DNSを「AdGuard」(94.140.14.14|94.140.15.15)に設定したままでは、試合は視聴できなかった。つまり、「FIFAはTV放送が消滅した、近未来のインターネット環境を見据えて、ストリーミング放送を提供している」ようだ。

 

DXアンテナ UAD1900 近隣のNHK中継局は水平偏波なので90°傾けて設置している。

 

*1:管理人の山小屋では屋外でも屋内でも受信感度は変わらず、雪の影響を受けない屋内設置とした。(DIYで設置)

*2:当たり前だが、BSアンテナは山奥でも通常の45cmアンテナで充分だ。30mを越す大木が多い森の中なので、これらを慎重に避ける必要があったが、DIYで設置できた。

*3:山奥で特に電波状況が悪い場所なので、通常は4-8Mbpsまで。運がよければ、夜間に20Mbps程度出ることもある。数100m離れた場所では、楽天モバイルを含めた全キャリアとも、安定して30Mbps以上の速度が出る。